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第6回「観光ビジネス・タイ研修」レポート

2017-03-22

今年も3月2日(木)~8日(水)の1週間、観光ビジネスを学ぶ学生を中心にタイへの研修旅行を実施しました。
参加学生のレポートをお届けします。

1日目(レポート:商学科2年・荒牧 直道)

福岡から台北で乗り継ぎ、バンコクへ。空港を出ると、蒸し暑く、日本の真夏のような暑さに皆驚き!ホテルまではタクシーに乗って移動。初乗りが100円以下とは驚き! ホテルへの移動中、在位70年を誇ったタイ国民の父・プミンポン国王崩御に際し、国王の生涯を讃えた看板やビルの垂れ幕を多く見ました。
街では、黒と白服が多い。タイ政府が公務員は1年間喪に服す意味を込めて黒服の着用を促しているそうです。国民にとって偉大な存在だった国王に弔慰を示す意味を込め多くの人が夏日の中、黒服を着ていました。

2日目(レポート:商学科2年・荒牧 直道)

本学との学術提携大学ラジャマンガラ工科大学(RMUTK)まで、BTSスカイトレイン、BRTバスを利用。BTSでは、1日乗り放題券(1day pass)がお得。大学到着後、交換留学で本学に来たタイ人学生や、先月からRMUTKに交換留学中の日本人学生が出迎えてくれました。案内された部屋には、たくさんの南国フルーツやタイの伝統スイーツが準備されていました。初めて見たお菓子や果物をお腹いっぱい堪能でき幸せな気分でした。タイの方々の優しさと心の暖かさを感じました。

先生たちの案内で学内を見学後、大学のバンでバンコク郊外王室プロジェクトを視察。プミンポン国王が行っていた、農業・漁業・林業などのプロジェクト内容を学ぶ施設を見学。説明によると、国王が自ら、国民に農業や食料調達方を指導していたそうです。これにより食糧不足や経済問題が一気に回復し、治安も回復したそうです。

市内に戻り、ルンピニ公園を散策。広大な敷地で、神秘的な公園でした。多くの人がジョギングやウォーキングをしたり、ボートに乗ったり、思い思いに過ごしています。欧米の人も多く、タイとは違う国にいるようだと思いながら歩いていたところ、突然、周りの人が急に立ち止まり、時が止まったかのようなありえない光景に遭遇。あきらかにタイ人ではない外国の人も直立不動。思わず周囲に合わせ立ち止まり、何とか状況を把握しようとしました。1分程度の静止画像のあと、何事もなかったかのように、ジョギングが再開。先生によると、毎朝8時と夕方6時、公共の場や人が多く集まる所では国歌が流され、その場で立ち止まり国に対する忠誠心と感謝の気持ちを表す意味で当たり前の光景だそうです。タイに来て本当に驚かされてばかりです。
 夕食は、チャオプラヤリバー・ディナークルーズ。豪華な船から見えるアジアティークの観覧車、ワットアルン、ライトアップされた斜張橋など有名なスポットを見ることができました。福岡・東京渋谷両キャンパスからRNUTKに交換留学中の学生も合流しました。

3日目(レポート:商学科2年・麻生 侑汰)

朝から暑いバンコクですが、この日は寺院に行くこともあり肌の露出の多い服装はできません。前日にもお世話になったRMUTKの先生や女子学生2人とサパンタクシン乗船場で合流し、チャオプラヤボートにて王宮地区へ。朝にもかかわらず、王宮周辺には多くの観光客や昨年亡くなられた王様への弔問者がすでに多数訪れていました。大学側が手配してくださった施設内ガイドの方の説明(英語)を何とか理解しようとしつつエメラルド寺院などを見て回りました。

その後、大学の先生お薦めの食堂で麺料理の昼食をとり、徒歩やトゥクトゥクなどで、バックパッカーの聖地・カオサン地区散策、ワット・ポー、ワット・アルンの見学へ。 最後は、地元の人の通勤の足・センセーブ運河ボートで中心部のMBKショッピングセンターまで行き、フリータイム。同行してくれたRMUTKの女子学生2人もこのボートには初めて乗ったと興奮気味でした。

4日目(レポート:商学科4年・キ ヨンフン)

今日は、バンコク郊外の観光。
まずは、アグリ・ツーリズムの勉強を兼ねて、ココナツから作る砂糖工場の見学。 続いて、アンパワー水上マーケットへ。バンコク周辺には3大水上マーケットがあるそうですが、引率の先生のこだわりで、地元タイの観光客で賑わうアンパワーにきました。
2008年にユネスコのアジア太平洋遺産賞(文化遺産保護)を受賞したところです。
その後、メークロン鉄道市場へ。線路すれすれまで品物が並び、列車の通過に合わせてテントが開閉するというおもしろい市場は、年々外国人観光客が増えているそうです。

この日の夕食は、引率の先生が親しくされている地元高校の先生の計らいで、一般家庭に呼ばれてのパーティー。地元の料理でのおもてなしにお腹も心も一杯の一夜でした。

5日目(レポート:経済学科1年・森野 剛法)

今日はまず、ワット・ライキン小学校を訪問。子供たちの可愛いダンスによる歓迎に癒されました。研修参加者による手作りのお土産、「折鶴の製作手順ファイル」を贈呈。

続いて、ラジャプラチャサマサイ高校を訪問。高校生たちによるタイ伝統音楽とダンスの歓迎のあと、いっしょにタイ・ダンスに挑戦。難しかったです。

帰国中の本学2年生・ヌッタポン君が、日本語を学ぶ約100名の高校生に本学の説明をしたりクイズを出題したりと大活躍。その後、タイ文化である花飾りの製作風景を見せてもらったり、タイのお菓子作りを体験させてもらったりと楽しい交流のひとときでした。

昼からは、世界遺産「古都・アユタヤ」に行きました。途中、ゾウに乗っての遺跡散策では、王様になったような気分を味わいました。ワット・プラマハタート遺跡では先生から2011年の大洪水の話を聞いたり、バンコクへの帰途に地元の名物お菓子「ロティ・サイマイ」を食べたりと、今日も通常のツアーでは体験できないことが満載の一日でした。 夕食の後、中心部のリーズナブルなルーフ・トップ・バー「Cloud47」で夜景を楽しみました。

6日目(レポート:商学科4年・キ ヨンフン)

行程最後は、午後からクロントイ地区にあるスラムを訪問しました。
スカイトレインの駅からは、路線バスです。クーラーのない、古びたバスに乗車しました。
どこから乗ってどこで降りるのか、乗り方も降り方もわからないタイ初心者にはとても貴重な体験でした。引率の先生の下調べの周到さには本当に驚くばかりです。

スラム地区住民の支援を行う「ドゥアン・プラティープ財団」を訪ね、係りの方の案内でスラム地区を視察。狭い通路、散乱するゴミと悪臭、暑い家屋を出て屋外で寝そべる幼児。 ふと遠くに目をやると、豪華マンションや超高層のビル群。東南アジアの中心都市・バンコクの光と影を見てしまいました。
財団本部で、クロントイ・スラムの歴史や財団の活動などの話を伺いましたが、今回は財団の設立者で、マグサイサイ賞(アジアのノーベル賞)やタイの国民栄誉賞を受賞されたプラティープ先生が直接お話をしてくだいました。この研修での訪問も6年目ということで、お忙しい中我々のために時間を割いてくださり、感謝の言葉をくださいました。
昨年の「旅行企画コンテスト」の優勝賞金の一部と、大学祭でのチャリティ販売の収益金を、子供たちの教育支援に充てていただくためにお渡ししてきました。

7日目

バンコク~台北~福岡

<研修全体の感想>
○ものすごい勢いで経済発展を遂げる首都・バンコクの煌びやかな場所と、貧しい人々が暮らすスラム地区の両方を訪れ、現状を知ることができました。初めての海外旅行で異国の文化を肌で感じることができ、普段できない経験をたくさんさせていただき、いろんな人と出会い、本当にタイが好きになりました。(森野)

○スラム地区の小学校では子供たちがとても楽しそうに笑っていたのがとても、印象に残っています。全体の感想としては長くなってしまうので一言「楽しかった!!」 。今回、このタイの研修を企画してもらい本当にありがとうございました。まだまだ書きたいのですが、とても書ききれませんのでひとこと、このタイ研修はとても楽しかったです。(麻生)

○スラムを訪れる前は、治安が悪く危険な場所かと思っていました。学校の様子は見ることができませんでしたが、施設の中にいた子供たちを見ているととても楽しそうで明るい場所だと感じました。この一週間、なかなか経験することの出来ない見学や体験ができ、本当に楽しい研修でした。また、いつかタイを訪れたいと心の底から思いました。(荒牧)

○通常の観光では行けない場所、乗れない乗り物、食べられない物、聞けない話、会えない人、できない体験をたくさんさせていただき、最高の卒業旅行になったと思います。これも、引率の先生と現地の方々との長いつきあいとそこから生まれた深い信頼関係の賜物だと心から感謝しています。ハードな引率で先生もたいへんお疲れだとは思いますが、後輩たちのためにいつまでもこの研修を続けていただきたいと思います。先生、お疲れ様でした、そして、本当にありがとうございました。(キ)