SDGs関連科目の特別授業(春学期)について③ オーガニックパパ株式会社 八尋健次先生 「未来に繋がる持続可能な農業でソーシャルビジネスを実践しよう」

2019.07.31

日本経済大学では、国連が進める世界の未来を変えるための持続可能な17の目標、SDGs(持続可能な開発目標、17のゴール)についての授業科目(火曜3限、地域再発見SDGsに学ぶ、担当 経済学科教授・竹川克幸先生)を今年度春学期から開講し、SDGsについての基礎知識や、経済、社会、環境、教育などとの統合をテーマに、レジ袋やプラスチックゴミなど環境問題や食品ロスなど関連する身近な地域課題について学ぶとともに、オムニバスで外部講師を招いての特別授業も行っています。7月23日(火曜)3限に筑紫野市の農業法人 オーガニックパパ株式会社の代表取締役、八尋健次先生による

特別授業「未来に繋がる持続可能な農業でソーシャルビジネスを実践しよう」を開催しました、

 

 八尋健次先生は、糸島市での農業生産法人伊都安蔵里株式会社の経営や筑紫野市で有機野菜の小売・卸販売・食育事業を行う農業生産法人、オーガニックパパ株式会社の代表取締役として有機栽培の農園の経営や耕作放棄地の活用、障害者などを雇用促進するソーシャルビジネスを手掛けてこられ、SDGsの取り組みをについて「食と農」、農業や食育を通じて実践してこられました。

近年、日本中で代々培われてきた優良な農地が後継者不足で耕作放棄されて日本の原風景である里山の荒廃や農業の担い手不足は さらに深刻な状況です。

 八尋先生はそんな農村や地域、ふるさとの荒廃を守り維持し後世に伝えるべく商品力、販売力、管理力など、農業におけるビジネス力やビジネス環境を強化し、農業をソーシャルビジネスに発展させ、豊かな食に満ち溢れた楽しい食卓や社会づくりのため農園をソーシャルファーム(社会・経済基盤)とすべく農業法人オーガニックパパを設立されました。

特に自然なものをできるだけ手づくりで食べる当たり前の暮らし、食習慣や有機栽培、福岡藩の農学者宮崎安貞『農業全書』など江戸時代以前日本の伝統的な農法への回帰を基本に、生態系に負荷をかけず、すべての生き物と調和のとれた農のあり方や醗酵文化など伝承的技術の継承など自分たちの活動の根源、原点として、原材料や土に至るまで本物志向を追求してきました。

 今回の特別授業では、「未来に繋がる持続可能な農業でソーシャルビジネスを実践しよう」をテーマに、SDGsの目標や地域課題と関連づけながら、日本の農業における有機栽培による伝統的農法や土づくり、いい土の成分、豊かな土壌をつくる微生物の発酵力など、土地本来の持つ地力の大切さなどについて力説されました。 また、「ソーシャルファーム」地域社会・経済や生活、日々の暮らしを豊かにする拠点としての農園についてや、農園や農業が安定的な雇用をやソーシャルビジネスを創出し、持続可能な地域づくりや人づくりに役立つ視点や仕組みを紹介されました。

学生も八尋先生のSDGsの実践的な取り組みに熱心に耳を傾け、「農業を地域活性化に役立てるためにはどうすればいいか?」、「世界で有機農業・栽培が盛んな国はどこか?」など活発な質疑応答、意見交換が行われました。

 

今後、日本経済大学では、SDGsやESD(持続可能な開発教育や)、ユネスコスクールなどSDGsと関連する教育活動や地域課題の解決についての取り組み、またSDGsをテーマにした第4回高校生ビジネスアイデアコンテスト(11月9日土に本学で開催予定)の開催や高校や小中学校などへのSDGsについての出張講義、太宰府市環境フェスタへの出店(10月27日日に太宰府市役所で開催予定、SDGs、お茶のリサイクルをテーマにした留学生マーケット、商学科リーダーシップ学生や商学科OBで㈱QuickConnect代表取締役社長カンレスさんとの協働)など、SDGsについて大学として積極的に取り組んでいきます。そして秋学期も同様にSDGsについての専門家や社会で活動実践されている外部講師をお招きしてのSDGsの特別授業や公開講座の開催を予定しています。

 

 

 

講師 オーガニックパパ株式会社 代表取締役 八尋健次先生